パニック症やうつ病という精神疾患になると、「家族が自分の病気を理解してくれない」ってことが多いみたいです。
本来 病気って、その病気になったことがある人でなければ、その病気の苦しみの本質的なことはわからないですよね。
なったことがなければ、想像するしかありません。しかし、パニック症やうつ病は、目に見えない分、「怠けているだけじゃないか」とか「元気そうに見える」とか言われたりします。
また、昔ながらの人は「気合いで治せる」や「心の持ちようだ」とか病気自体を否定してくる人もいます。
私はというと、主人も何十年前に同じような病気になったことがあり(今は元気で薬も飲まず完治しています)、私のパニック症への理解がとてもあり、気を使ってくれます。それは本当に助かっています。
主人は自分も同じような経験をしたからこそ、私の病気を本当に理解してくれています。感謝しています。
しかし、離れて暮らす父は、昭和の昔ながらの団塊世代の親で、バブルを生き抜いてきた、ビールを飲み、ゴルフをする典型的な営業サラリーマンでした。「パニック症って何?」みたいな知識です。
だから私がパニック症になって仕事を辞め、何か月かして体調がよくなってくると
「元気そうなのに、働かない」って言われたりしました。
最初は気にしていたけれど、病気の説明もしたけれど、やっぱりわからないみたいです(笑)
「知識がないし、本人が病気の体験もしていないし理解できないのだろう、仕方ない」と思うようになりました。
説明してもわからないものはわからないです。本来、自分の気持ちを理解してくれよ、って言う方がおこがましいのかもしれないですね。みんな自分勝手なものです。
母は、私のこと病気のことを理解しようと努力してくれて、いろいろ調べたりして
私の気持ちに寄り添ってくれました。うれしかったですね。
母が父に「そういうことを娘に言うんじゃないよ」とか言ってくれて、私に配慮してれます。
両親と一緒に住んでいたら、きっと、もっと辛ったと思いますね。
すべて理解するのは難しいとしても、結局は相手の気持ちになって寄り添ってくれるかだと思います。
そして、自分も相手に寄り添ってあげられるか、が大事だと思います。
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