パニック症になって一番辛かったこと[#005]

パニック症になって一番辛かったこと

パニック症になって一番辛かったことは、

自分の意思では、何もどうにもできないことだ。

自分でコントロールが効かないということは私にとって本当に辛いことだった。

今までは、自分の意思で頑張れば、仕事で結果を出したりできた。

つらいときも自分を鼓舞すれば、いろんなことをがんばったりすることもできた。

でも、パニック症になったら、自分の意志では頑張れなくなった。

自分の意思に反して発作はやってくるし、体調が悪い日もどうしようもない。

なんか悔しくて涙が出る。自分ではどうにもならないのだ。

そしてさらに辛いのが、これがいつまで続くのか、治るのかさえもわからないことだ。

終わりが見えないこと。

これがもし骨折なら「2ヵ月で骨くっつきますよ」って医者から言われたら、2ヵ月は我慢できる。

でもパニック症やうつ病は明日すぐ治るわけじゃないのだ。

半年後のことも見えてこない。

自分はなりたくてなったわけでもないのに、こんなものに振り回されて

毎日毎日ぐるぐる考えてイヤになるのだ。

「そんなの考え方を変えなきゃ、治らないよ」なんて言う人もいるかもしれない。

認知の歪み、だっけ?

でも考え方ってそんなに変わらないよね。

性格も昔っから、ほぼほぼ変わらない。

高校生くらいから、性格なんて変わってないんじゃないか?って思う(笑)

 

私はパニック症になって丸2年が過ぎた。

少しは症状に慣れてきてやり過ごしたり、できるようになってきてはいる。

先の見えない不安はやっぱりある。

でも毎日、前向きじゃなくてもいいよね、って思うのだ。

 

コメント

タイトルとURLをコピーしました