予期不安とは、パニック発作を一度経験したあと、あの恐ろしい発作がまた起きるのではないか、という まだ起きてもいないのに先に不安が生じることです。
発作を繰り返すたびに、また発作がおきるんじゃないか、
とさらに不安になり、それが症状をさらに悪化させてしまうと思います。
私も「予期不安」ありました。
私は幸いパニックの発作が出るのが、ほとんどが家の中でしたので
外にでるのが怖いとか特別、感じた事はあまりありませんでした。
ただ、外で苦手だった場所が、スーパー(特にレジに並んでいるとき)、美容院、病院の待ち時間などで、動悸が少ししたり、そわそわ、ザワザワしたりはありました。
発作までにはならなかったのですが、「もっと症状がひどくなったらどうしよう」とかザワザワしているのを人に悟られないようにしよう、とか考えていました。
その時にやっていた対処方法ですが、
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発作が起きそうなとき、全然違うことを考えて気をそらす (これ、結構むずかしいですよね)
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発作が起きても死ぬことはない、と改めて心に思う
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発作が起きても、少しの時間休んでいればいいじゃん、と気楽に思う
特に上記2点はいつも思っていました。
なかば、あきらめの境地(笑)
パニック症は死ぬ病気ではないし、一定の時間が過ぎれば
症状はおさまることは知っています。知っているのに
怖い、不安だという気持ちがやっかいなのですが、
あらためて、症状がでても死なないよ、って自分に言ってあげてください。
症状がでても、その場で休めばいい、と思うことに無理やりしました。
あとは「大丈夫、大丈夫」を繰り返し言います。
「だいじょうぶ」って本当、魔法の言葉です。
言葉って大事ですよね。めまいに毎日悩まされていたときも
「めまいに負けない」と自分で繰り返し言葉に出して言っていました。
そうすると本当に「大丈夫」になったりするものです。
その繰り返しが小さな自分の自信になっていきました。
パニックになると外にでるのが怖くなり、出不精になる
のですが、散歩でもいい、5分でもいいから太陽の日に当たるのが
大事だと思っています。だから頑張って出かけられそうな
ときは外に出てみることをおすすめします。
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