パニック障害のはじまり[#001]

パニック障害のはじまり

2018年3月の平日のある夜11時30分~12時頃でした。

(余談ですが、2018年の時点で私の年齢は40歳を過ぎています。)

いつも通り寝ようと思ってベッドに入ると、それは前触れもなく突然やってきました。

とにかく激しいめまい、過呼吸、胸が苦しいようなざわざわした感じ、血の気が引くような感じ、頭が重い、といった症状。

いわゆる「パニック発作」だったのですが、初めてのことで

この症状が何なのか、私にはそのとき全くもってわかりませんでした。

「どうしよう、どうしよう・・・」ただそれだけ。

主人も子供ももう寝ていました。

「私の体なんかおかしい、どうしよう。」と思ったままベットでうずくまる私。

「病院にいったほうがいいのか、、、このまま寝た方がいいのか、、、」

結局、朝方まで身動きとれずベッドにいることになるのですが、朝になっても

めまいだけはなくならなかったので、次の日の朝、会社に「お休みさせていただきます」の連絡をいれたあと、

「耳鼻科」を選択し、私は耳鼻科に行きました。

正直、このとき何科にいくべきかすごく悩みました。

もし心臓がわるいなら何科にいけばいいのか?

呼吸ができない、苦しいなら 呼吸器内科??

しかも「なんか、ざわざわする」なんて症状、何科に行けばいいんでしょうか?(笑)

パニック発作なんてこの時点でも考えていませんでした。

それから何か月間~1年くらい「めまい」に悩まされることになりました。

激しいめまいは改善したものの、依然とフワフワとした「めまい」は続いていました。

表現するといつもトランポリンにいるみたい、雲の上にいつもいるみたい(実際、雲にのったことないですが・・・汗)

これがなかなかつらいもので(泣)めまいがありながら、仕事、家事、子育てを通常通りにしていたので本当につらかったです。(泣)

その後、町医者から大きな病院の耳鼻科で調べてもらい、メニエール病ではない、と言われました。

その時の病名は「良性発作性頭位めまい症」。

その次は脳神経外科へ行き、初めて「頭部MRA」の検査もしました。

(MRAという検査では、脳の血管を調べ、脳血管の狭窄・閉塞や脳動脈瘤の

チェックをします。)

そこでも、全く問題なしでした。めまいは原因不明のことが多いです。

私の中では、ストレス、睡眠不足、不規則な生活が一番の原因だと考えています。

そして、めまいは1年以上続きました。めまいの症状以外は普通に仕事をしたり

普通の毎日を送っていました。

 

そして2018年12月、2回目の発作。

激しいめまいと過呼吸。でもすぐ治まりました。

このときでも、私はまだパニック発作だと気がついていません。

1年以上悩まされて呪縛のような「めまい」に気をとられていて、

病気は「めまい」なのだからこの「めまい」をなんとかしなくちゃ、治さなきゃ、

みたいな考え。

発作も「めまい」のひどいものだ、くらいに思っていました。

めまいと一緒に現れる「ざわざわする」←この部分には蓋をしていたように思います。

 

そして、2019年4月、喉に違和感。何かのどに物が詰まっているような

息苦しい感覚。呼吸がしずらい。喉にひもで軽く締めけられているような感じ。

柿の種でもつまっているような・・・(←のちにこれは【ヒステリー球(咽喉頭異常感症)】だとわかる)

酸欠になりそうなくらいなんだか苦しい。この症状、10日間くらい続いていたのですが、普通に仕事していました(笑)

この苦しい喉の症状が出始めて10日ほど過ぎた頃、私の体はとうとう悲鳴をあげたのでしょう・・・。

会社で普通にパソコンに向かって仕事をしていた午前中、本当に息が吸えなくなるほどものすごい苦しくなり、胸のあたりがざわざわ、ものすごい倦怠感と熱っぽい感じになり、めまいも相変わらず続いていたので、「これは、まずい状態だ」と自分で判断しました。

上司に「具合が悪いので早退させてください」と言って、会社を早退しました。

まさか、この日が会社の最後の出勤日になるとは思っていませんでした。

7年勤めた会社でした。

この日を最後に休職しましたが、復帰できることはないまま退職になりました・・・。

時代はもうすぐ「令和」になろうとしているところでした・・・。

 

★次回は、会社を早退してからその後、「診療内科へいく」を書いていきますね。

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